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Gurīn Energy selects Saft’s BESS for Japanese project

グリン・エナジーは日本初のプロジェクトに サフト製BESSを採用

  • グリン・エナジーは、日本のプロジェクトにおいて、サフト製の完全統合型リチウムイオンバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)を選定

  • 本BESSは、最大容量1ギガワット時(GWh)超を誇り、送電網における需給バランスを調整することで出力制御を削減、再生可能エネルギーを導入する調整力を提供

  • BESSは、日本が2040年までに国内電力供給40~50%を再生可能エネルギーで賄い、2050年までにカーボンニュートラルを達成するため不可欠


2025年6月12日 – トタルエナジーズの完全子会社であるサフトは、アジアの再生可能エネルギー開発大手であるグリン・エナジーが福島県相馬市で開発中の大規模系統用蓄電池プロジェクト向けに、完全統合型リチウムイオンバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)を供給することを発表しました。

サフトは、パートナー企業からの電力変換システムや電力管理システムを統合した最大容量1ギガワット時(GWh)を超えるリチウムイオンバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)を提供します。さらに、サフトはAI機能搭載のクラウド監視・データ管理システム「I-Sight」を提供し、BESS設置、運転開始およびメンテナンスに従事します。

出力240メガワット(MW)と最大容量1ギガワット時(GWh)超を誇るグリン・エナジーの大規模なバッテリーエネルギー貯蔵システムプロジェクトは、2026年に着工が予定されています。

大規模なバッテリーエネルギー貯蔵システムは余分な電気を貯蔵し、必要な際に電気を放電することができるため、一般送配電事業者は従来の方法よりも迅速かつクリーンにエネルギーの需給調整をすることが可能になります。

バッテリーエネルギー貯蔵システム容量を増強することは、エネルギーの安定的かつ持続可能な供給を確保するばかりでなく、再生可能エネルギーの出力制御回避にもつながるため、日本が2040年度の電源構成における再エネ比率を現在の27% から40-50%に引き上げ、2050年までにカーボンニュートラルを達成するために不可欠な対策の一つです。

サフトのエネルギー貯蔵システム担当セールスおよびマーケティングディレクターであるVincent Le Quintrec(ヴィンセント・ル・クイントレック)は次のように述べています。「アジアは、サフトのエネルギー貯蔵システム事業が持続的かつ長期的に成長し続けるために重要な地域です。この度、日本にとって重要なバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)プロジェクトを進めているグリン・エナジーが、サフト製BESSを選定したことを大変誇りに思います。サフト製リチウムイオンバッテリーエネルギー貯蔵システムの長年にわたる実績と、グリン・エナジーの野心的なプロジェクトは、日本のエネルギー転換において重要な役割を果たすと確信しています。」

グリン・エナジーのカントリーマネージャー奥山 潮は次のように述べています。「グリン・エナジーは、アジアにおけるエネルギー転換を加速することを使命とし、この地域における再生可能エネルギーの戦略的発展を推進するプロジェクトを展開しています。福島県相馬市におけるプロジェクトは、地元、地方、そして国の送電網の調整力に大きく貢献する画期的なプロジェクトです。バッテリーソリューションで世界をけん引するサフトとのパートナーシップを大変嬉しく思っており、日本全体に恩恵をもたらすプロジェクトの開発に、これまで以上に自信を持っています。」 

 

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グリン・エナジーについて

グリン・エナジーはシンガポールに本社を置く再生可能エネルギー開発事業者であり、北アジアおよび東南アジアで約90名の従業員を有し、太陽光発電、風力発電、大規模BESSプロジェクトの開発・所有・運営に従事しています。
グリン・エナジーは、経営陣が米国、欧州、オーストラリアに再生可能エネルギー事業の拠点を持ち、4大陸において50GW以上の開発パイプラインを保有する上場インフラ投資会社であるインフラティル(Infratil Ltd)と共に設立した会社です。インフラティルは300億米ドル(約4.5兆円)の運用資産を持つ世界有数のインフラ投資会社モリソン(Morrison)によって運営されています。
グリン・エナジーは現在7GWの開発パイプラインを有しており、さまざまな開発段階にある太陽光、風力、大規模定置用蓄電池システムプロジェクトを日本、韓国、シンガポール、インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピンにおいて進めています。


サフトについて  

サフトは、設計・開発から製造、カスタマイズ、サービスの提供まで、産業を対象にした先端技術を用いたバッテリーソリューションに特化しています。100年以上に渡り、サフトの長寿命バッテリーおよびシステムは、重要な安全用途、バックアップ電源、また駆動力を提供してきました。    当社の革新的、安全かつ信頼性の高い技術は、陸地、海洋、大気中、そして宇宙においても優れた性能を発揮します。 
サフトは、北極圏からサハラ砂漠に至るまで、遠隔地や過酷な環境において重要なバックアップ機能を提供しながら、産業とスマートシティを支えています。サフトは、石油、バイオ燃料、天然ガス、グリーンガス、再生可能エネルギー、電力など、世界規模でエネルギーの生産・販売を行う総合エネルギー企業、トタルエネルギーの完全子会社です。
私たちは世界にエネルギーを与えます。
 

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報道関係者向けお問い合わせ先

グリン・エナジー
コミュニケーションディレクター、Hannah Koh
Eメール:corporate.communications@gurinenergy.com


サフト 
社外広報マネージャー、Belén d’Alexis 
Eメール:belen.dalexis@saft.com 

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